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長期症例のインプラントにおきたインプラント周囲炎の治療
インプラント治療を受けたのが2009年(15年前)の患者さんの当時の写真(仮歯)です。歯のない方に施されたインプラントが全ての歯を問題なく支えています。
治療当初のレントゲン写真です。12本ない歯の部分の人工歯を5本のインプラント体が支えています。当時はオールオン4,5などと言われ低ましが、今でも行われており、当院でも沢山の患者さんに提供させて頂いてきた治療です。
インプラント体埋入から9年後にこのインプラント体にインプラント周囲炎の症状である出血が認められ、レントゲンでも確認をできました。
インプラント周囲炎に対しては、ブラッシング治療、超音波洗浄、パウダー清掃、消毒剤洗浄、抗生剤注入などの治療を行ってきました。最近ではこのラブリダバイオクリーンという前回のコラムでもご紹介させて頂いたキトサン繊維を刺入する方法を取り入れております。
そして術後の現在の写真です。出血、痛み、赤み、腫れなどがないピンク色のとても健康的な歯茎となっており、インプラント周囲炎が完治しております。
現在のレントゲン写真です。インプラント治療は長期に渡ってメンテナンスが必要な治療です。このような長期の症例が沢山増えていく当院です。色々な現象、症状に適切に対処をしておりますので、しっかりと定期健診に来院くださいませ。
監修者 鳥居 秀平 医療法人社団 悠和会 北野坂鳥居歯科医院/理事長
日本大学松戸歯学部卒業後、英国マンチェスター大学、日本大学大学院松戸歯学研究科で学び、確かな技術を習得。東京医科歯科大学歯学部文部教官、東京医科歯科大学付属歯科衛生士学校講師を務め歯科医師、歯科衛生士の育成にも貢献。日本口腔インプラント学会専門医、アジア口腔インプラント学会認定医として質の高いインプラント治療を行うだけでなく、日本インプラント臨床研究会、日本顕微鏡歯科学会、日本審美歯科学会、日本構造医学会 日本デジタル歯科学会に所属し、常に自己研鑽に努めながら、幅広い分野の歯科治療を行っている。