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ボトックス治療
突然ですが、以下の2ステップをやってみてください!
①力を抜いて、えらの部分に手を当てます。
②奥歯でグッと、2・3回強く噛みしめます。
噛みしめて動くえらの部分の筋肉を咬筋と言いますが、その咬筋、硬いなと感じた方!
咬筋が硬いということは、その筋肉が必要以上に強くなる咬筋肥大が起こっている可能性があります!
この咬筋肥大により、歯が欠ける、すり減る、マウスピースが割れるなどの悪影響を及ぼします。中には、頭痛、肩こり、首こり、知覚過敏などの症状を訴える方もいらっしゃいます。
今、上下の歯はきちんと離れているでしょうか?
上下の歯が接触している方、危険です!この癖のことを、「日常歯牙接触癖」と呼ぶのですが、この癖がある方は、無意識のうちに歯ぎしりをしている可能性が高いです!
実は、咬筋肥大の原因の多くは、歯ぎしりや食いしばりです。
このような、咬筋肥大を改善する治療のひとつに、咬筋ボツリヌス治療(保険適適用外)があります。いわゆる、ボトックス治療といわれるものです。
咬筋ボツリヌス治療とは、ボツリヌストキシンから抽出されるタンパク質を、咬筋に注入することで緊張をほぐす治療です。その結果、咬筋肥大による症状を改善することが出来ます。また、顎関節症の治療にも使用されています。
咬筋ボツリヌス治療の持続効果はおよそ3~6ヶ月です。(持続効果には個人差があります。)
実際に私も食いしばりが酷かったのですが、この治療をしてから改善され、とても楽になりました!
はじめの2ステップチェックに当てはまった方も、無意識のうちに歯ぎしりをしているかもと心配な方も、ご興味のある方どなたさまも、是非一度、当院へご相談にいらしてください!
監修者 鳥居 秀平 医療法人社団 悠和会 北野坂鳥居歯科医院/理事長
日本大学松戸歯学部卒業後、英国マンチェスター大学、日本大学大学院松戸歯学研究科で学び、確かな技術を習得。東京医科歯科大学歯学部文部教官、東京医科歯科大学付属歯科衛生士学校講師を務め歯科医師、歯科衛生士の育成にも貢献。日本口腔インプラント学会専門医、アジア口腔インプラント学会認定医として質の高いインプラント治療を行うだけでなく、日本インプラント臨床研究会、日本顕微鏡歯科学会、日本審美歯科学会、日本構造医学会 日本デジタル歯科学会に所属し、常に自己研鑽に努めながら、幅広い分野の歯科治療を行っている。